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戸田沙也加 / Bloom in Hand(2025) 素材:キャンバス、油彩 サイズ:H84×W53×D2cm
本展は当アートスペースの第1回こけら落としを務めた戸田沙也加と彼女の呼びかけによる4人の作家のグループ展です。 「茶」をめぐる道具や空間、しつらえに対して、戸田を中心に4人のアーティストが五感を通して「茶」と向き合い、従来の伝統的な形式を継承しながらも、歴史文化を含んだ茶の営みに新しい気づきと詩情を呼び起こします。 展示では、視覚にとどまらず、素材の肌理や温度、香り、空間の情景や音など、多様な感覚を刺激する作品が展開されます。木・石・陶器・ガラス・樹脂といった異なる素材との対話を通じて生まれる表現は、鑑賞者の身体に作用し、記憶や感情を呼び覚ましながら、それぞれの心に固有の「茶」のかたちを立ち上げていくでしょう。 ぜひ本展で、茶をめぐる伝統と現代表現の交錯がもたらす新しい感覚の広がりをご体感ください。
上段:本間 賛 庭(2025)素材:ガラスコップ、和紙、紙、陶土、ガラス、箱草、パステル サイズ:W162×D130×H45 cm
下段左:尾崎好美 母は母を飲み込む(2022) 素材:石材、木材 サイズ:W180×D60×H40 cm
下段右:佐々木大河 景 ―原郷―(2025) 素材:樹脂(ウレタン塗料含む)、木 サイズ:H110×W78×D9 cm
略歴
1988年埼玉県生まれ。2012年女子美術大学大学院美術専攻洋画研究領域修了。 美しさの中に潜む醜さ、醜さの中に宿る美しさ、そして女性性と男性性を横断するジェンダー観といった両義的な在 り方を、植物や花、女性の姿を通して表現する。見過ごされてきた存在や記号化されたものに注目し、絵画・写真・ 映像・インスタレーションなど多様なメディアを横断しながら、その本質を映し出す。近年は友人や家族といった身 近な関係から生まれる問いを出発点に、個人の記憶や歴史、さらには社会的課題と向き合う作品を展開している。
主な個展に「アーティストとひらく 戶田沙也加展 沈黙と花」(横浜美術館、神奈川、2025)、「Voice of Silence」 (京都写真美術館、京都、2025)、「茶花礼賛」(アートスペース福寿園、京都、2024)、「TOKAS Emerging 2024 消えゆくものたちの言葉なき声」(Tokyo Arts and Space、東京、2024)などがある。また、主なグループ展と して「What a Painting Wants」(THE LOOP、東京、2025)、「Emerging Directors & Curators U40g」(WHAT CAFE、東京、2024)、「顔と抽象」(清春芸術村 清春白樺美術館、山梨、2018)などに参加している。受賞歴とし て「アートアワードトーキョー丸の内2010」木幡和枝賞や、シェル美術賞展入選。
略歴
1998年東京都生まれ。2025年東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻陶芸修了。 土や素材に触れる行為そのものを思考の装置とし、反復する思考のループをほどきながら新たな視点を掘り起こすこ とを試みる。陶芸を中心に、鋳造やガラスなど保存性の高い素材や技術を用い、朽ちゆくものや無形の記憶・観念を 「標本」として形に留める制作を行う。
主な個展に「海王星にそそぐ雨」(JINEN GALLERY、東京、2024)、「フェンスと星」(Bcafe & Lab、東京、 2023)。グループ展に「THE HEADLINERS 2025」(茨城県陶芸美術館、2025)、「GOLDILOCKS ZONE」 (EUKARYOTE、東京、2025)など。受賞歴にサロン・ド・プランタン賞(東京藝術大学、2025)、平山郁夫奨学金 賞(2021)。
略歴
1996年愛知県生まれ。2018年武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業。 習慣や⺠俗、土俗的信仰に宿る無形の美を、自身の身体を媒介とするパフォーマンスや石・木の彫刻へと結晶させる。 儀礼具や聖域に潜む象徴を掬い上げ、幻想と現実が二つの自立した面として立ち上がる空間を編み出すことを試みている。
主な活動に、個展「橋渡す形」(YAB-YUM、東京、2024)、パフォーマンス「legato/staccato」(YAB-YUM、東京、 2024)、「meme」(大森スポーツセンター、東京、2025)など。これまでに映画『蝿は数字を持たず』(2019)や 舞台「WHO ARRIVED」(2018)にも出演。
略歴
1993年山梨県生まれ。2018年武蔵野美術大学造形学部彫刻科卒業。 信仰における空間と彫刻の関係に強い関心を持ち、制作を開始。近年は「実像と虚像」「直感知における抽象」「主 客の未分状態」「景色」をテーマに、粘土、プラスチック、布、3DCGなど多様な素材を用いた作品を展開している。
主な個展に「ああ、はれ」(INTA-NET KYOTO、京都、2025)、「景」(と、東京、2024)、「Container of Image」(Gallery Kart、東京、2018)。グループ展・公開制作に「ソノアイダ日本橋vol.2」(日本橋室町162ビル、 東京、2025)、「RE:birth 2024」(車山高原スカイパークリゾート、⻑野、2024)、「BankART アートグッズ/アー トブック」(BankART Station、神奈川、2021)など。



























